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【市場反応】米4月小売売上高、伸びは予想下回り景気過熱懸念後退、ドル軟調

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米商務省が発表した4月小売売上高は前月比横ばいと、伸びは3月から鈍化し、予想も下回った。パンデミック救済策の一環となっていた直接資金支給が奏功し昨年5月来で最大となった3月分は+9.8%から+10.7%へさらに上方修正された。変動の激しい自動車を除いた小売売上高は前月比−0.8%と、予想外に2月以来のマイナスに落ち込んだ。また、国内総生産(GDP)の算出に用いられるコントロールグループと言われる自動車・建材・給油・食品を除いた小売りは前月比−1.5%と、予想通り3月+7.6%からマイナスに落ち込んだものの下落率は予想を上回った。

同時刻に発表された4月輸入物価指数は前月比+0.7%と、伸びは3月+1.4%から鈍化したものの予想を上回り予想を上回った。

4月小売が予想を下回ったため経済過熱懸念が後退したため長期金利は低下。ドル売りが優勢となった。ドル・円は109円19銭まで下落。ユーロ・ドルは1.2120ドルから1.2137ドルまで上昇した。

【経済指標】
・米・4月小売売上高:前月比0%(予想:+1.0%、3月:+10.7%←+9.8%)
・米・4月小売売上高(除自動車):前月比−0.8%(予想:+0.6%、3月:+9.0%←+8.4%)
・米・4月小売売上高(除自動車・建材):前月比−1.5%(予想:‐0.2%、3月:+7.6%←+6.9%)
・米・4月輸入物価指数:前月比+0.7%(予想:+0.6%、3月:+1.4%←+1.2%)

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