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ワクチン接種で日本に遅れ、アメリカでのワクチン接種サポートの活用が増加

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新型コロナウイルスのワクチン接種が世界的に進んでいるが、日本の出遅れが目立っている。オックスフォード大学が運営する「Our World in Data」によれば、6月10日時点におけるワクチン 接種が完了した人の割合において、日本は3.85%と主要国の中でも最低水準を余儀なくされている。トップ3はイスラエル59.3%、チリ44.7%、アメリカ41.9%などとなっている。

6月9日に実施された党首討論において菅総理大臣は、ワクチン接種を希望する人すべてが10月から11月にかけて接種を終えられるように取り組む考えを示した。その遅さに痺れを切らした人の間では、アメリカでワクチン接種を受ける事例が増えている。

ニューヨークでは、5月6日より市外からの観光客もワクチン接種を受けることができるようになっている。それを可能としているのは、1回の接種で済むジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンが提供されているためだ。短期滞在の旅行者でも、旅行期間中に接種を完了することができる。アメリカではニューヨーク以外でも、少なくとも22州で観光客にワクチン接種を提供している。

インターネットを利用したオリジナル旅行プランの提供などをてがける「株式会社ウェブトラベル」でも、アメリカでのワクチン接種のサポートを実施している。具体的な流れは以下の通りだ。

<アメリカでのワクチン接種の流れ>
出発の72時間前までにESTA(電子渡航認証システム)取得

日本出発前3日以内にPCR検査を受けて陰性証明書を取得

出発

現地到着後できるだけ早くワクチン接種

現地出発前72時間以内にPCR検査を受けて陰性証明書を取得

電子質問票等、帰国の準備

帰国、指定の宿泊施設で待機

入国3日目にPCR検査で陰性を確認後退所
その後、自宅等で入国後14日間待機
※6月10日現在

接種が確約されるものでない、米ジョンソン・エンド・ジョンソン社のワクチンが日本未認可である点などの注意点はある。ただ、「ウェブトラベル」によれば、サービス企業が早めに安心を顧客に提供したいということで、社員を連れてワクチン接種を受けるために渡米するなどの事例も含め、当サポートに対する引き合いが増しているということだ。

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