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11日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は小幅続伸、FOMC控え様子見

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■NY株式:米国株式市場は小幅続伸、FOMC控え様子見

ダウ平均は13.36ドル高の34,479.60ドル、ナスダックは49.09ポイント高の14,069.42で取引を終了した。

金融緩和の継続期待などを背景に上昇して始まるも、買いが一巡すると伸び悩んだ。来週に連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、様子見姿勢も強まった。ダウは高値圏での利益確定売りに押され、おおむねマイナス圏での推移となったが、引けにかけて下げ幅を縮小し、プラスに転じた。ナスダックは長期金利が安定して推移していることが追い風になった。セクター別では、耐久消費財・アパレルが上昇した一方、医薬品・バイオテクが下落した。

ビデオ会議サービスを提供するズーム(ZM)は、RBCキャピタルが投資判断を「買い」としてカバーを開始したことに加え、トップピックに選んだことを受けて上昇。電子署名のドキュサイン(DOCU)も投資判断や目標株価の引き上げを受けて上昇した。クラウドデータプラットフォームを提供するスノーフレイク(SNOW)は、前日に開いた投資家説明会で示した見通しが失望され下落。オンラインのペット用品小売りチューイ(CHWY)は、前日引け後に予想を上回る決算を発表したものの、労働者不足とサプライチェーンの混乱に対する警戒感を示したことが嫌気され、下落した。

イギリスで主要7ヵ国(G7)首脳会談が開幕。1日目の討議では財政出動を通じて景気支援を継続することでおおむね合意した報じられた。

(Horiko Capital Management LLC)


■NY為替:米消費者信頼感指数の上昇やロシア中銀総裁発言でドル買い

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円56銭から109円84銭まで上昇し、109円68銭で引けた。ロシア中銀総裁のドル保有に関する発言や米国の6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の予想を上回る上昇を受けて、ドル買いが優勢になった。米10年債利回りは一時1.470%に上昇した。

ユーロ・ドルは1.2138ドルから1.2093ドルまで下落し、1.2106ドルで引けた。ユーロ・円は133円02銭から132円67銭まで下落した。ロシア中銀総裁発言はユーロ売りにもつながったとみられる。

ポンド・ドルは1.4159ドルから1.4096ドルまで下落。ドル・スイスフランは0.8965フランから0.9000フランまで上昇した。


■NY原油:続伸、IEAの需要増予測で一時71ドル台

11日のNY原油先物7月限は続伸(NYMEX原油7月限終値:70.91 ↑0.62)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+0.62ドルの70.91ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは69.68ドル-71.24ドル。国際エネルギー機関(IEA)「世界の石油需要は来年後半に新型コロナウイルス危機前の水準に回復へ」との予測で71.24ドルまで買われたが、米ベーカー・ヒューズ社発表の米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数は前回から増加し、時間外取引で上げ幅はやや縮小した。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  41.86ドル   +0.17ドル(+0.41%)
モルガン・スタンレー(MS) 92.05ドル   +0.37ドル(+0.40%)
ゴールドマン・サックス(GS)378.05ドル  +4.11ドル(+1.10%)
インテル(INTC)        57.85ドル   +0.47ドル(+0.82%)
アップル(AAPL)        127.35ドル  +1.24ドル(+0.98%)
アルファベット(GOOG)    2513.93ドル -7.67ドル(-0.30%)
フェイスブック(FB)     331.26ドル  -1.20ドル(-0.36%)
キャタピラー(CAT)      220.70ドル  -5.03ドル(-2.23%)
アルコア(AA)         37.38ドル   -0.04ドル(-0.11%)
ウォルマート(WMT)      140.75ドル  +0.87ドル(+0.62%)
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