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FOMCは想定内で売り仕掛けなら押し目狙いのスタンス

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 17日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。16日の米国市場ではNYダウが265ドル安だった。連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えた警戒感に売り優勢の展開から始まった。結果は市場の予想通り、大規模な金融緩和が据え置かれたが、同時に発表されたスタッフ予測において、成長やインフレ見通しが引き上げられ、さらに利上げの時期の予想が前倒しされたため早期の金融引き締め警戒感が一段と強まり、相場を一段と押し下げた。ただ、パウエル議長が緩和縮小を急ぐ姿勢を見せなかったため引けにかけて下げ幅を縮小している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の29330円。円相場は1ドル110円60銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、小じっかりで始まることになりそうだが、米国市場の下落影響から断続的に売りが出やすいだろう。出来高の薄い状況が続いていることもあり、断続的なインデックス売りにより値幅が出やすい面もある。ただし、足元で日経平均は29000円~29500円のレンジに移行していることもあり、レンジ下限水準に接近する局面においては押し目買いの動きも出やすい。また、FOMCの内容については想定されていた範囲内であり、改めてネガティブ視する動きも考えづらいところであり、短期的に売り仕掛けてくる動きがあるようなら、押し目買いのスタンスで対応か。

 米国では長期金利の上昇が嫌気されたが、足元での長期金利低下に対するリバウンドの範囲内であり、VIX指数についてもボトム圏からの上昇といったところ。売り圧力が強まる状況ではないことから、市場は冷静であると考えられる。物色の流れとしては長期金利の上昇を受けてハイテク株へは利益確定の動きが先行すると考えられるが、スタンスとしては押し目買いとなる。米国では景気敏感株への利益確定の動きが継続しているものの、国内においてはワクチン接種が加速していることからアフターコロナを意識した物色は継続するだろう。中小型株については、昨日のマザーズ指数は反落ながらも陽線を形成しており、75日線を支持線として機能させていることから地合いは悪くない。

 また、円相場は1ドル110円70銭台と円安傾向にあることから、引き続きトヨタ<7203>の動向にも関心が集まりやすいほか、昨日の日経平均の重荷となったファーストリテ<9983>の下げ止まりも見極めたいところである。
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