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ユーロ週間見通し:もみ合いか、ECBによる金融緩和策縮小の可能性残る

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■軟調推移、欧米金利差拡大の思惑も

今週のユーロ・ドルは軟調推移。一時1.1848ドルまで下落した。ユーロ圏の4月鉱工業生産の伸び拡大などを好感してユーロ買いが先行したが、米国の早期利上げ観測が広がったことや、欧州中央銀行(ECB)理事のレーン氏が「パンデミック資産購入プロブラム(PEPP)終了についての議論は不要、時期尚早」と発言したことから、欧米金利差の拡大を意識したユーロ売りが活発となった。取引レンジ:1.1848ドル-1.2147ドル。

■もみ合いか、米早期利上げの思惑残る

来週のユーロ・ドルは、もみ合いか。米国の早期利上げの可能性を意識して、ユーロ売り・米ドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。ただ、ユーロ圏の製造業・サービス業PMIなど経済指標が市場予想を上回った場合、欧州中央銀行(ECB)による緩和縮小への思惑が再浮上し、ユーロ売りは抑制される可能性があろう。

予想レンジ:1.1770ドル−1.1970ドル

■下落、ECB理事の発言を嫌気

今週のユーロ・円は下落。欧州連合(EU)と米国が「航空機補助金をめぐる報復関税を5年間停止」で合意したことを受けて、ユーロ買いが先行した。しかし、米国の早期利上げ観測が広がったことや、欧州中央銀行(ECB)は現行の金融緩和策を長期間継続するとの見方が改めて広がったことから、ユーロ売り・米ドル買いが活発となった。この影響でユーロは対円でも下落し、週末前に131円を下回った。取引レンジ:130円61銭−133円68銭。

■もみ合いか、ECBによる金融緩和策縮小の可能性残る

来週のユーロ・円はもみ合いか。ユーロ圏の製造業・サービス業PMIなど経済指標が有力な手掛かり材料となりそうだ。米国の早期利上げ観測は消えていないが、ユーロ圏の経済指標が市場予想を上回った場合、欧州中央銀行(ECB)による緩和策縮小への思惑が再浮上し、リスク回避的なユーロ売り・円買いは縮小する可能性がある。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・23日:6月マークイット製造業PMI(5月:63.1)
・23日:6月マークイットサービス業PMI(5月:55.2)

予想レンジ:129円50銭−132円00銭


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