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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続伸、海外動向の改善も好感

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【ブラジル】ボベスパ指数 128427.98 -0.26%
23日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比339.48ポイント安(-0.26%)の128427.98で取引を終了した。129900.8から128182.4まで下落した。

前半はプラス圏で推移したが、後半は売りに押された。レアル安の進行がブラジル株の売り手掛かり。また、欧州市場の下落なども足かせとなった。ほかに、ボベスパ指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、利益確定売り圧力が継続。一方、早期の米金融引き締め懸念が後退していることが引き続き支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 3837.15 +0.40%
23日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比15.47ポイント高(+0.40%)の3837.15で取引を終了した。3820.50から3847.22まで上昇した。

中盤は上げ幅を縮小させる場面もあったが、その後は再び買い戻された。ブレント原油価格の上昇が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。ブレント原油価格はこの日、1バレル当たり75米ドル台に乗せた。また、経済指標の改善も支援材料。5月の鉱工業生産は11.8%となり、前月の7.6%(改定値)と予想の10.5%を上回った。一方、欧州市場の下落が警戒され、ロシア株も伸び悩む展開となった。

【インド】SENSEX指数 52306.08 -0.54%
23日のインドSENSEX指数は小反落。前日比282.63ポイント安(-0.54%)の52306.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同85.80ポイント安(-0.54%)の15686.95で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に下げ幅をやや拡大させた。SENSEX指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から利益確定売りが優勢。また、新型コロナ流行に伴う貧困層の増加も消費の縮小観測を強めた。クレディ・スイス(CS)は最新リポートで、2020年の新型コロナの流行がインドの成人の6.1%を貧困層に転落させたとの試算を示した。ほかに、新型コロナ流行「第2波」の到来で58%の企業がそれによって悪影響を受けているとも報告された。

【中国本土】上海総合指数 3566.22 +0.25%
23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.81ポイント高(+0.25%)の3566.22ポイントと3日続伸した。

前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国10年債利回りの上昇一服が引き続き手がかりになったほか、海外動向の改善も好感された。米国では、早期の利上げ観測が後退している。ただ、上値は限定的。米中対立激化の懸念がくすぶっている。米国務省のプライス報道官は21日、中国共産党に批判的とされる香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)が「香港国家安全維持法」(国安法)違反の疑いを巡る捜査で同紙関連3社の資産が凍結されたことに関し、深い懸念を示した。言論封殺をやめるよう求めている。
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