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欧米の注目経済指標:量的緩和策縮小を巡るFOMCでの議論の行方に注目

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7月26日-30日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■27日(火)午後11時発表予定
○(米)7月CB消費者信頼感指数-予想は124.5
参考となる6月実績は127.3と市場予想を上回り、2020年2月以来の高い水準となった。7月についても消費者の短期的な楽観傾向は変わっていないとみられるが、インフレ進行や新型コロナウイルス変異株の感染流行が懸念されており、信頼感指数は6月実績をやや下回る可能性がある。

■28日(水)日本時間29日午前3時結果判明
○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合-予想は金融政策の現状維持
ウイルス変異株の感染流行が経済活動に与える影響などについて議論されるとの見方が増えており、一部では「量的緩和策の縮小時期は来年以降になる可能性が高い」との声も聞かれている。インフレ加速を示唆するデータは揃っていないことから、量的緩和策の縮小を巡る議論がすみやかに進展する可能性は低いとみられる。■

■29日(木)午後9時30分発表予定
○(米)4-6月期国内総生産速報値-予想は前期比年率+8.1%
参考となるアトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPNow」の最新予測は前期比年率+7.5%程度。個人消費は堅調ではないことから、4-6月期の経済成長率は前期比年率+8%程度にとどまる可能性がある。それでも1-3月期の実績値を上回り、他の主要国と比べて高い成長率となる見込み。

■30日(金)午後6時発表予定
○(欧)4-6月期ユーロ圏域内総生産速報値 —— 1-3月期は前年比-1.3%、
参考となる1-3月期は前年比-1.3%。個人消費がさえない結果となったことから域内の経済成長率は前年同期比マイナスとなった。4-6月期については、ワクチン接種の拡大で個人消費の持ち直しが予想されていること、ユーロ圏製造業とサービス業購買担当者景気指数の回復具合などを考慮すると、経済成長率は前年同期比でプラスとなる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・26日(月):(独)7月IFO企業景況感、(米)6月新築住宅販売件数
・27日(火):(米)6月耐久財受注
・28日(水):(豪)4-6月期消費者物価指数、(加)6月消費者物価指数
・29日(木):(独)7月失業率、(独)7月消費者物価指数
・30日(金):(日)6月失業率、(日)6月鉱工業生産速報値、(独)4-6月期国内総生産速報値、(欧)ユーロ圏6月失業率、(欧)ユーロ圏7月消費者物価指数、(米)6月PCEコア価格指数、(米)7月シカゴ購買部協会景気指数


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