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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶりに反落、利上げの実施が圧迫材料

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【ブラジル】ボベスパ指数 125052.78 -0.87%
23日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1093.88ポイント安(-0.87%)の125052.78で取引を終了した。126203.9から124421.5まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。インフレ加速が警戒され、追加の利上げ懸念が高まっている。7月の拡大消費者物価指数(IPCA-15)は前年同月比8.59%上昇し、前月の8.13%と予想の8.51%を上回った。一方、指数の下値は限定的。欧米株高などが指数を下支えした。

【ロシア】MICEX指数 3734.54 -0.53%
23日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比19.90ポイント安(-0.53%)の3734.54で取引を終了した。3767.40から3724.74まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、終盤は下げ幅を一段と拡大させた。利上げの実施が圧迫材料。ロシア中央銀行は23日、市場予想通り政策金利を5.50%から6.50%に引き上げると発表した。また、弱い経済指標も足かせに。6月の鉱工業生産は前年同月比で10.4%上昇し、前月の12.3%(改定値)と予想の11.0%を下回った。一方、海外株高が指数を下支えした。

【インド】SENSEX指数 52975.80 +0.26%
23日のインドSENSEX指数は続伸。前日比138.59ポイント高(+0.26%)の52975.80、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同32.00ポイント高(+0.20%)の15856.05で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させた。銀行セクターの上昇が指数をサポートした。業績改善への期待が支援材料となったもようだ。また、農村部の消費者信頼感指数が回復していることも好感された。モンスーン(雨季)の降雨量が順調に進んでいることが主因だとみられている。ほかに、政府が石油精製業界への外資出資上限を100%に引き上げたことも、同セクターの支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3550.40(-0.68%)
23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比24.34ポイント安(-0.68%)の3550.40ポイントと3日ぶりに反落した。

中国発の新規材料に乏しい中で売られる流れ。各分野に対し、中国当局が監視スタンスを強めていることが改めて懸念されている。新型コロナウイルス変異種(デルタ株)感染がアジアや欧米で拡大していることも不安材料。豪州のシドニーでは感染者数が過去最多を記録し、感染が止まらない韓国では行動規制の延長を決めた。また、米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は22日、米国内で感染者数の増加で医療機関での病床がひっ迫しているとし、パンデミック(世界的大流行)の局面に差し掛かっていると警告した。
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