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NY債券:強含み、量的緩和策の早期縮小観測は後退

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30日の米国長期債相場は強含み。この日発表された6月PCEコア価格指数は市場予想を下回ったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)が早い時期に量的緩和策の縮小(テーパリング)を開始するとの見方は後退したことが要因。新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大が懸念されていることも債券利回りの低下につながった。6月の個人消費支出(PCE)コア価格指数は、前年比+3.5%と、1991年12月以来の高い伸びを記録したが、市場予想の+3.7%程度を下回った。10年債利回りは、1.25%近辺から1.221%近辺まで低下した。

イールドカーブは、中長期間でフラットニング気配。2年−10年は+104.20bp近辺、2−30年は+171.20bp近辺で引けた。2年債利回りは0.18%(前日比:-2bp)、10年債利回りは1.22%(同比:-5bp)、30年債利回りは、1.89%(同比:-3bp)で取引を終えた。

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