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NYの視点:今週の注目:BOE、米7月雇用統計、ISM製造業・非製造業景況指数など

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短期投機家・投資家の円の売り持ち高は前々週から増加した。ユーロの買い持ちは減少。

今週は各国PMIの発表が予定されている。また、米国では全米の製造業やサービス業動向を示すISM製造業景況指数、非製造業景況指数の最新7月分に加え、雇用統計など重要指標の発表が予定されており注目となる。

英国中銀は今週予定している金融政策決定会合で、金融緩和策を維持する見通し。金融政策報告では経済やインフレ見通しに注目。英国経済は新型コロナウイルスデルタ株流行を受けたロックダウンの長期化が影響し、回復が遅れ、早期の緩和縮小観測も後退しつつある。同時に、英国政府はパンデミックを抑制する規制をすでに解除したことから、中銀が思いがけずタカ派姿勢を示す可能性も残される。

米疾病対策センター(CDC)によると、新型コロナウイルスの変異株「デルタ」には水ぼうそう並みの感染力があり、ワクチン接種を完了している人にも感染する可能性があるほか、従来のコロナウイルスよりも重症化する恐れがあるという。米国でも感染件数が再び増加警告にある。経済が再びロックダウン入りする可能性は少ないと見られるが、消費に影響を与える可能性は残る。一方で、上院では米1兆ドル規模の超党派インフラ案が法制化に向けて一段と前進するため、回復への見通しはまちまちとなっている。市場は引き続き各国中銀の金融緩和策の行方に注目している。


■今週の主な注目イベント

●米国
8月2日:7月製造業PMI確定値、6月建設支出、7月ISM製造業景況指数
3日:6月製造業受注、6月耐久財受注確定値
4日:7月サービス業PMI、7月ISM非製造業景況指数
5日:6月貿易収支、週次新規失業保険申請件数
6日:7月雇用統計、卸売売上高

●欧州
2日:ユーロ圏、仏、独、伊製造業PMI、独小売り
3日:ユーロ圏PPI
4日:ユーロ圏、伊小売り、ユーロ圏PMI
5日:ユーロ圏、ECB経済報告を公表

●英
2日:製造業PMI
5日:英国中銀、金融政策決定会合、金融政策報告

●中国
2日:財新製造業PMI
4日:PMI

●日本
2日:消費者信頼感指数、製造業PMI

●カナダ
6日:雇用統計

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