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住友重機械工業—1Qは2ケタ増収・大幅な増益、各セグメントが好調に推移

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住友重機械工業<6302>は7月30日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.7%増の2,162.67億円、営業利益が同114.7%増の150.45億円、経常利益が同164.5%増の150.59億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同255.7%増の92.60億円となった。

メカトロニクス部門の受注高は前年同期比30%増の451億円、売上高は同16%増の353億円、営業利益は8億円となった。国内、欧米、中国で、中小型の減・変速機やロボット用精密減速機、モータの需要が増加し、受注、売上、営業利益ともに増加した。

インダストリアル マシナリー部門の受注高は前年同期比73%増の668億円、売上高は同14%増の494億円、営業利益は同24%増の39億円となった。プラスチック加工機械事業は、中国の電気電子関連の需要増加や欧米での需要増加により、受注、売上、営業利益ともに増加した。その他の事業では、半導体関連の需要が増加したことから受注は増加したが、半導体関連の受注残が前年に比べ減少したことから売上、営業利益はともに減少した。

ロジスティックス&コンストラクション部門の受注高は前年同期比45%増の922億円、売上高は同27%増の837億円、営業利益は同123%増の62億円となった。油圧ショベル事業は、国内や中国の市場が堅調であったことや北米地区の需要が回復してきたことから、受注、売上、営業利益ともに増加した。その他の事業では、建設用クレーン事業が、国内や北米地区の需要が回復してきたことから、受注、売上、営業利益ともに増加した。

エネルギー&ライフライン部門の受注高は前年同期比3%増の376億円、売上高は同16%増の462億円、営業利益は同321%増の36億円となった。エネルギープラント事業は、前年に欧州でバイオマス発電設備の大型案件を受注していたことなどから当期の受注は減少し、主に国内で受注残があったことから売上、営業利益はともに増加した。その他の事業では、船舶をはじめ受注は増加し、売上は減少したが、売上の構成が変化したことなどにより営業利益は増加した。

その他部門の受注高は前年同期比13%増の15億円、売上高は同11%増の16億円、営業利益は同82%増の7億円となった。

2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.5%増の8,700.00億円、営業利益が同2.6%減の500.00億円、経常利益が同7.2%減の460.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.9%増の270.00億円とする期初計画を据え置いている。



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