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目先的に米雇用関連指標に対する関心は高まる可能性

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米国疾病対策センター(CDC)は8月3日、7月31日時点で国内の1日当たり新規感染
者は約7.2万人に増加したと発表した。感染者数は昨年夏のピークを上回っているよう
だ。ワクチン接種者は増加しているものの、接種後におけるウイルス感染も報告され
ている。市場関係者の間からは「新型コロナウイルス変異株の感染拡大を警戒してリ
スク回避的な取引が増えている」との声が聞かれている。屋内でのマスク着用を求め
られるケースも増えており、感染拡大を防ぐための措置が再び導入されている。

 ただ、現時点で経済・社会活動を大幅に制限するような措置は導入されていないた
め、米国の景気回復ペースが大幅に鈍化するとの見方は少ないようだ。本日発表され
る7月ADP雇用統計と6日発表の7月米雇用統計が市場予想を上回る内容だった場合、量
的緩和策の早期縮小観測が再浮上し、ドルを買い戻す動きが広がる可能性がある。
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