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アイナボホールディングス—3Qは営業増益、戸建住宅事業は前年同期比横ばいで推移

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アイナボホールディングス<7539>は3日、2021年9月期第3四半期(20年10月-21年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.9%減の498.38億円、営業利益が同4.3%増の17.63億円、経常利益が同2.0%増の19.23億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同0.3%減の12.04億円となった。

戸建住宅事業の売上高は前年同期比0.2%減の425.64億円、セグメント利益は同1.3%増の19.29億円となった。タイル・建材販売の売上高は前年比マイナスで推移した。主な要因は、ハウスメーカー向け流通タイルの需要減及び、オリジナルブランドタイルの大幅な販売不振による。タイル・建材工事の売上高は前年を若干下回った。主な要因は、工務店向けサッシ工事やサイディング工事は前年比増で推移したものの、ハウスメーカーからの外壁タイル工事の受注が減少したことによる。住宅設備機器関連販売及び工事の売上高は前年を上回った。主な要因は、ハウスメーカー新築需要の回復遅れや商材のスペックアウトがあったものの、在宅時間の増加によるリフォーム需要の増加や、新規工務店からの受注増加による。

大型物件事業の売上高は前年同期比5.3%減の72.73億円、セグメント利益は同2.0%減の7.46億円となった。タイル工事の売上高は前年を大きく下回った。主な要因は、当期着工予定のマンション工事の受注が減少したことやオリンピック関連施設工事が前期に完了したことによる。住宅設備販売及び工事の売上高は前年を下回った。主な要因は、首都圏や近畿圏において、当期着工予定の大型マンションやホテル向けの販売及び工事の受注が前年を下回ったことによる。空調衛生設備工事の売上高は前年を上回った。主な要因は、コロナ禍の影響による民間リニューアル工事の延期等はあったものの、前期に受注した官公庁物件の工事進行売上が順調に推移したことによる。

2021年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.4%増の695.00億円、営業利益が同16.9%増の21.00億円、経常利益が同11.8%増の23.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.7%増の15.20億円とする期初計画を据え置いている。



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