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シンバイオ製薬—2Qは大幅な増収、トレアキシン(R)を自社販売へ移行したこと等が寄与

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シンバイオ製薬<4582>は4日、2021年12月期第2四半期(21年1月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比131.3%増の31.46億円、営業損失が1.94億円(前年同期は18.39億円の損失)、経常損失が2.03億円(同18.83億円の損失)、四半期純損失が2.05億円(同18.84億円の損失)となった。

当第2四半期累計期間の売上高は、トレアキシン(R)をエーザイ<4523>から自社販売に移行したこと等により大幅な増収となったものの、自社販売に移行する2020年12月以前にエーザイが販売したトレアキシン(R)凍結乾燥注射剤の市中在庫が消化された影響、2020年末からの新型コロナ感染拡大による治療の遅延、施設訪問の規制強化が営業活動の制約となったこと等の悪化要因により、トレアキシン(R)の需要は伸び悩んだ。第3四半期以降に関しては、高齢者を対象とした新型コロナワクチン接種等新型コロナ対策の進展に伴う治療遅延の解消が徐々に進み、また、2021年3月23日に承認となったr/r DLBCLの適応追加による売上増加が本格化することが見込まれる。販売費及び一般管理費は、トレアキシン(R)の注射剤及びブリンシドフォビル注射剤の臨床試験費用等が発生したこと等により研究開発費として9.12億円(前年同期比9.4%増)を、自社販売体制への移行による販売費の増加を含め、その他の販売費及び一般管理費として15.57億円(同16.6%増)を計上したことから、合計で24.69億円(同13.8%増)となった。

2021年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比206.4%増の91.51億円、営業利益が13.61億円、経常利益が13.50億円、当期純利益が11.49億円とする期初計画を据え置いている。



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