9月1日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり196銘柄、値下がり28銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。前日の米株式市場でのNYダウは39.11ドル安と小幅続落。8月の消費者信頼感指数などが予想を下回ったことに加え、月末の持ち高調整の売りが上値を抑えた。一方、金融緩和長期化への期待から下値は限定的だった。ナスダック総合指数は0.04％安と小幅反落。米株市場は軟調だったものの、前日の月末株安アノマリーを破った流れが引き継がれたほか、取引開始前に発表された4-6月期法人企業統計の内容を好感したことで、本日の日経平均は89.50円高の28179.04円と小幅続伸でスタート。そのまま28445.13円まで大きく上値を伸ばした。一時は伸び悩んだが、衆院選を巡る報道への思惑もあり、前場中頃からは再度騰勢を強め、前場は高値引けに。後場も堅調なアジア市場や政策期待などに支えられ、28500円を手前とした高値圏での推移が継続した。
大引けの日経平均は前日比361.48円高の28451.02円となった。東証1部の売買高は10億8266万株、売買代金は2兆7721億円だった。セクター別ではパルプ・紙、空運業、証券・商品先物取引業などが上昇率上位となった。一方、海運業、鉄鋼、陸運業の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の70％、対して値下がり銘柄は全体の24％であった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約29円押し上げた。同2位はエムスリーとなり、ファナック、テルモ、オムロン、ヤマハ、太陽誘電などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはリクルートHDとなり1銘柄で日経平均を約4円押し下げた。同2位はオリンパスとなり、コナミHD、京王、郵船、川崎船、小田急などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28451.02(+361.48)
値上がり銘柄数 196(寄与度+375.64)
値下がり銘柄数 28(寄与度-14.16)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 73350 830 +29.89
エムスリー 7612 211 +18.24
ファナック 24490 500 +18.01
テルモ 4694 97 +13.97
オムロン 10740 360 +12.96
ヤマハ 6790 300 +10.80
太陽誘電 6530 290 +10.44
京セラ 6983 137 +9.87
アドバンテ 9640 120 +8.64
東エレク 47480 240 +8.64
NTTデータ 2029 48 +8.64
アステラス薬 1904 47 +8.46
ネクソン 2110 100 +7.20
信越化 18400 195 +7.02
中外薬 4372 64 +6.91
日産化学 6360 190 +6.84
バンナムHD 7828 187 +6.73
ダイキン 27585 180 +6.48
アサヒ 5281 167 +6.01
安川電 5530 150 +5.40
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 6458 -42 -4.54
オリンパス 2292.5 -19 -2.74
コナミHD 6930 -50 -1.80
京王 5830 -90 -0.65
郵船 8710 -160 -0.58
川崎船 5360 -150 -0.54
小田急 2536 -28 -0.50
DOWA 4775 -55 -0.40
京成 3365 -20 -0.36
伊藤忠 3303 -8 -0.29
商船三井 8430 -70 -0.25
楽天グループ 1145 -7 -0.25
東武 2839 -32 -0.23
日本製鉄 2203 -45 -0.16
JPX 2614.5 -4.5 -0.16
東急 1507 -8 -0.14
日産自 575.4 -3.1 -0.11
JFEHD 1764 -21 -0.08
三井化学 3790 -10 -0.07
スズキ 4754 -2 -0.07