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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、売り圧力が意識される流れ

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【ブラジル】ボベスパ指数 116933.24 +0.22%
3日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比256.16ポイント高(+0.22%)の116933.24で取引を終了した。115582.9から117395.5まで上昇した。

中盤はマイナス圏に転落したが、その後は買い戻された。内需関連の上昇が指数の上げを主導した。新型コロナウイルスワクチンの普及に伴う経済活動の正常化期待が高まったもようだ。また、成長加速なども引き続き支援材料。一方、欧州市場の下落や米雇用統計の悪化などが指数の上値を抑えた。

【ロシア】MOEX指数 4001.70 +0.27%
3日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比10.93ポイント高(+0.27%)の4001.70で取引を終了した。3964.22から4001.70まで上昇した。

売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させ、引け間際にプラス圏を回復した。ブレント原油価格の上昇が好感され、資源セクターの一角に買いが広がった。また、アルミ大手UCルサール(RUALR)の急伸も指数をサポート。アルミ需要増に伴う価格の上昇が支援材料となったもようだ。一方、指数の上値は重い。弱い経済指標が足かせとなった。8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)とサービス業PMIはそろって好不況の節目となる50を下回った。

【インド】SENSEX指数 58129.95 +0.48%
3日のインドSENSEX指数は続伸。前日比277.41ポイント高(+)の58129.95、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同89.45ポイント高(+0.52%)の17323.60で取引を終えた。

前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は徐々に買い戻された。外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料。FIIはこの日までに5日連続の買い越しとなった。また、前日の欧米株高を受け、インド株も買いが先行。ほかに、景気対策への期待などが引き続き好感された。

【中国本土】上海総合指数 3581.73 -0.43%
3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比15.31ポイント安(-0.43%)の3581.73ポイントと6日ぶりに反落した。

売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日まで急ピッチに5日続伸し、約2カ月ぶりの高値水準を回復していた。また、習近平・国家主席が北京市に新たな証券取引所を開設する方針を表明したことも不安材料。既存市場のプレゼンス低下が懸念された。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国の経済対策に対する期待感が相場を下支えしている。
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