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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続落、利益確定売り圧力も強まった

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【ブラジル】ボベスパ指数 113412.84 -3.78%
休み明けとなる8日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比4455.79ポイント安(-3.78%)の113412.84で取引を終了した。117866.1から113172.00まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。内政不安が警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、海外株安もブラジル株の売り圧力を強めた。このほか、通貨レアルの対米ドル為替レートの大幅安がブラジル株の売り手掛かりとなった。

【ロシア】MOEX指数 4017.37 +0.18%
8日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比7.21ポイント高(+0.18%)の4017.37で取引を終了した。3984.64から4030.72まで上昇した。

売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格の上昇が資源セクターの支援材料。また、中国の景気対策への期待なども好感された。一方、欧米市場の下落などが指数の上値を抑えた。

【インド】SENSEX指数 58250.26 -0.05%
8日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比29.22ポイント安(-0.05%)の58250.26、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同8.60ポイント安(-0.05%)の17353.50で取引を終えた。

おおむねマイナス圏で推移し、終盤は前日の終値近辺まで回復した。弱いソブリン債格付け見通しが足かせに。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、インドのソブリン債の格付けを投資適格等級で最も低い「BBBマイナス」に据え置いた。見通しも「ネガティブ(弱含み)」に維持した。財政赤字水準の高止まりや新型コロナウイルスワクチン普及の遅れなどが指摘された。また、両指数とも過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力も強まった。

【中国本土】上海総合指数 3675.19 -0.04%
8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.40ポイント安(-0.04%)の3675.19ポイントと3日ぶりに小反落した。

売り圧力が意識されるなか、中盤から下げに転じる流れ。上海総合指数は前日までの続伸で、今年2月19日以来、約7カ月ぶりの高値水準を回復していた。外部環境の不透明感も重し。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、2021年の米経済成長率予想を6.0→5.7%に引き下げた。米景気鈍化の悪影響が中国に及ぶと警戒されている。もっとも、下値は叩くような売りはみられていない。中国貿易統計の上振れ、経済対策の期待感が引き続き相場の支えとなっている。



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