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日経平均は81円高でスタート、リクルートHDや任天堂などが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;30089.45;+81.26
TOPIX;2066.88;+1.95


[寄り付き概況]

 10日の日経平均は81.26円高の30089.45円と反発して取引を開始した。前日9日の米国株式市場は続落。ダウ平均は151.69ドル安の34879.38ドル、ナスダックは38.38ポイント安の15248.25で取引を終了した。新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、パンデミック以降で最小となったことを好感し、寄り付き後、上昇。しかし、新型コロナウイルス変異株の流行によりソフトウェアメーカーのマイクロソフト(MSFT)が従業員のオフィス復帰を無期限に延期したほか、航空各社が予約減少で見通しに慎重な見方を見せたため、消費、景気への影響を警戒した売りが強まり、下落に転じた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感が引き続き買い手掛かり材料となったほか、国内で新型コロナ新規感染者数が減少傾向となっていることに加え、政府が、飲食やイベント、移動、学校などの分野で、ワクチン接種の進展に伴う行動緩和の考え方を示したことも株価支援要因となった。また、昨日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇し、東京市場で半導体関連株の株価を支えた。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したことが東京市場の重しとなったほか、昨日の日経平均が9日ぶりに反落したものの、25日移動平均線からの乖離率が依然6%を超すなど、引き続き過熱感が意識され、売りが出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)算出日。

 セクター別では、ゴム製品、証券商品先物、空運業、建設業、その他金融業などが値上がり率上位、電気・ガス業、医薬品、石油石炭製品、機械などが値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、任天堂<7974>、アドバンテスト<6857>、資生堂<4911>、第一三共<4568>、ルネサス<6723>、ブリヂストン<5108>、富士通<6702>、パナソニック<6752>などが上昇。他方、ダイキン<6367>、KDDI<9433>、テルモ<4543>、中外薬<4519>、京セラ<6971>、オムロン<6645>、花王<4452>、SMC<6273>、オリンパス<7733>などが下落している。

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