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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反発、経済対策に対する期待感

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【ブラジル】ボベスパ指数 115360.86 +1.72%
9日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1948.02ポイント高(+1.72%)の115360.86で取引を終了した。112435.1から116353.6まで上昇した。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅を拡大させた。内政不安の緩和が支援材料となり、幅広い銘柄に買い戻しが広がった。ボルソナーロ大統領は9日、いかなる政府機関を攻撃するつもりがなりと発言し、最高裁との対立が緩和されていることをアピールした。また、通貨レアルの対米ドル為替レートが上昇したこともブラジル株の支援材料となった。

【ロシア】MOEX指数 3993.56 -0.59%
9日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比23.81ポイント安(-0.59%)の3993.56で取引を終了した。3984.64から4030.72まで上昇した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや拡大させた。利上げ観測が警戒され、売りが優勢となった。翌10日に発表される政策金利について、6.5%から7.00%に引き上げられると予測されている。また、海外市場の下落や原油安などもロシア株の売り圧力を強めた。一方、成長の加速観測などが指数を下支えした。

【インド】SENSEX指数 58305.07 +0.09%
9日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比54.81ポイント高(+0.09%)の58305.07、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同15.75ポイント高(+0.09%)の17369.25で取引を終えた。

売りが先行した後は買い戻され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。成長ペースが7-9月期に一段と加速するとの見通しが好感された。S&Pグローバル・レーティングは最新リポートで、インド経済の成長率が向こう数四半期は一段と加速するとの見方を示した。また、景気対策への期待なども引き続き支援材料となった。ほかに、外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことが指数をサポートした。

【中国本土】上海総合指数 3693.13 +0.49%
9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.94ポイント高(+0.49%)の3693.13ポイントと反発した。

売り先行後に買われる流れ。中国産業締め付けなど不安材料はあるものの、経済対策に対する期待感が相場を支えている。商品相場の高止まりを手がかりに、関連銘柄が上昇したこともプラスだ。朝方公表された8月の中国物価統計はまちまちの内容。消費者物価指数(CPI)が市場予想を下振れる半面、生産者物価指数(PPI)は上振れている。PPIは13年ぶりの高水準を記録。「卸売物価の高騰が川下産業の圧力になる」と一部で懸念される半面、「原材料などを扱う川上産業には追い風」との見方もあった。
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