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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅ながら続落、中国景気の先行き不安もくすぶる

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【ブラジル】ボベスパ指数 115062.54 -0.96%
15日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1118.01ポイント安(-0.96%)の115062.54で取引を終了した。116312.2から114741.2まで下落した。

小幅高で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。弱い中国の経済指標を受け、輸出の伸び鈍化懸念が高まった。また、追加利上げ懸念なども引き続き足かせになった。一方、7月の経済活動指数が予想を上回ったことなどが指数をサポート。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。

【ロシア】MOEX指数 4065.53 +0.24%
15日のロシア株式市場は4日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比9.83ポイント高(+0.24%)の4065.53で取引を終了した。4049.69から4081.98まで上昇した。

おおむねプラス圏で推移し、終盤は再び上げ幅を拡大させた。原油価格の上昇がウエートの高い資源銘柄の物色手掛かり。また、景気対策への期待なども好感された。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、積極的に上値を追う展開はみられなかった。

【インド】SENSEX指数 58723.20 +0.82%
15日のインドSENSEX指数は続伸。前日比476.11ポイント高(+0.82%)の58723.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同139.45ポイント高(+0.80%)の17519.45で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。輸出の大幅増加が景気の回復
期待を高めた。8月の輸出額は330億米ドル(約3兆6088億円)となり、前年同月比で4
5.8%増加した。海外からの発注が急増したと報告された。また、外国人投資家(FI
I)の買い継続も指数をサポート。FIIはこの日、4日連続の買い越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3656.22 -0.17%
15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.38ポイント安(-0.17%)の3656.22ポイントと小幅ながら続落した。

前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国の産業締め付けや、一部地域の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視されている。中国景気の先行き不安もくすぶる。取引時間中に公表された8月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などがそろって予想を下回った。ただ、「指標悪化は景気対策につながる」との見方もあり、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。
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