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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続落、FTTの引き上げを発表

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【ブラジル】ボベスパ指数 113794.284 -1.10%
16日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1268.26ポイント安(-1.10%)の113794.284で取引を終了した。115062.00から113394.7まで下落した。

大幅安で寄り付いた後も安値圏でもみ合った。金融取引税(FTT)の引き上げが嫌気されたもようだ。政府はきのう16日、FTTの引き上げを発表。企業と個人の適用率は、それぞれ1.5%、3%から2.04%、4.08%まで引き上げる予定だ。また、通貨レアルの対米ドルの下落などもブラジル株の売り圧力を強めた。

【ロシア】MOEX指数 4045.10 -0.50%
16日のロシア株式市場は5日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比20.43ポイント安(-0.50%)の4045.10で取引を終了した。4073.72から4028.08まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、終盤は下げ幅を再び拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、取引時間内の原油価格の下落や欧州での天然ガス価格の下落なども資源セクターの売り圧力を強めた。一方、指数の下値は限定的。景気対策への期待などが指数を下支えした。

【インド】SENSEX指数 59141.16 +0.71%
16日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比417.96ポイント高(+0.71%)の59141.16、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同110.05ポイント高(+0.63%)の17629.50で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。景気対策の発表などが好感された。モディ内閣は15日、電気自動車(EV)や水素燃料電池車業界の支援策を発表した。予算額は2593億8000万ルピー(約3864億円)。これにより、業界の生産能力が大幅に向上すると期待されている。また、景気回復が着実に進んでいることも引き続き支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3607.09 -1.34%
16日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比49.13ポイント安(-1.34%)の3607.09ポイントと3日続落した。

投資家の慎重スタンスが続く流れ。産業引き締めや、景気回復ペース鈍化の警戒感が依然としてくすぶっている。前日公表された8月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などがそろって予想を下回った。経済対策に対する期待感で買い先行したものの、上昇の勢いは続かず、程なく失速している。
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