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NY為替:中国金融不安後退でリスク選好の円売り強まる

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23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円94銭へ弱含んだのち110円35銭まで上昇して、110円33銭で引けた。米8月シカゴ連銀全米活動指数が予想以上に悪化し、先週分新規失業保険申請件数は増加したため、一時ドル売りが優勢となった。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で早期の資産購入策の縮小や2022年の利上げの可能性を示唆したことを背景に長期金利が一段と上昇すると、ドル買いが再燃した。リスク選好の円売りも支援。

ユーロ・ドルは1.1714ドルから1.1750ドルまで上昇して1,1738ドル引けた。ユーロ・円は128円84銭から129円55銭まで上昇。中国信用不安の後退でリスク選好の円売りが強まった。ポンド・ドルは1.3703ドルから1.3751ドルまで上昇した。
英国中銀は市場の予想通り政策金利や資産購入プログラムの据え置きを決定。ただ、2名のメンバーが資産購入規模縮小を主張したほか、声明で利上げの根拠が強まったもようとの認識が表明されたため、年内利上げ観測も浮上し、ポンド買いに拍車がかかった。ドル・スイスは0.9217 フランまで下落後、0.9253フランまで上昇した。

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