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日経平均は502円高でスタート、ソニーGや三菱UFJなどが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;30141.61;+502.21
TOPIX;2076.39;+32.84


[寄り付き概況]

 24日の日経平均は502.21円高の30141.61円と3営業日ぶり反発して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は506.50ドル高の34764.82ドル、ナスダックは155.40ポイント高の15052.24で取引を終了した。中国政府が恒大に目先のドル建て社債のデフォルトを回避するように指示したと報じられ、直近の懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)が資産購入ペースを速やかに減速する可能性を示唆したものの、利上げはまだ先になるとの見方に加え、経済活動の再開への投資家の自信が強まり景気循環株中心に買いが再燃し、上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇し、ダウ平均がこの2日間で800ドルを超す上げとなったことや、昨日の香港ハンセン指数が堅調な動きだったことなどが、東京市場の株価支援要因となった。また、日経平均が一昨日までの2日間で800円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすく、さらに、外為市場で1ドル=110円30銭台と一昨日22日の15時頃に比べ70-80銭ほど円安・ドル高方向に振れたことも安心感となった。一方、中国恒大集団の債務不安が短期的には後退したものの、中国経済の先行き不透明感が引き続き意識され、また、台湾が環太平洋経済連携協定(TPP)加盟を申請し、これに中国が強く反発するなど、国際関係の不安定化を懸念する向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比横ばいだった。QUICKがまとめた市場予想の中央値も同横ばいだった。今日はレナサイエンス<4889>がマザーズに上場した。

 セクター別では全業種が値上がり。鉄鋼、海運業、銀行業、鉱業、倉庫運輸関連が値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、日本製鉄<5401>、JFE<5411>、日本電産<6594>、ファナック<6954>、三井物産<8031>、ホンダ<7267>、日立<6501>などが上昇。他方、シンプレクスHD<4373>などが下落している。

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