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米国株見通し:上げ渋りか、引き締め加速に思惑も

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(14時40分現在)

S&P500先物      4,434.50(-3.50)
ナスダック100先物  15,264.75(-38.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル安。原油相場は失速し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


23日の取引で主要3指数は大幅続伸。前日終値から1%超高と大きく値を上げ、ダウは506ドル高の34764ドルで取引を終えた。この日発表された経済指標のうち新規失業保険申請件数とPMIは予想より弱く、減速懸念が序盤の上昇を弱める要因となった。ただ、中国恒大集団のデフォルト懸念が一服し、幅広い買いが指数を押し上げた。また、今週開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)はほぼ想定通りの見解となり、売りを抑制した。


本日は伸び悩みか。中国リスクの後退によるインパクトは大きく、引き続き買いを誘発する要因となりそうだ。長期金利の上昇で、金融株などへの買いにつながる可能性もあろう。ただ、今晩はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長など当局者の発言機会が予定されており、今後の引き締めについてより踏み込んだスタンスが示されれば株買いを弱める要因に。また、今週半ば以降の急激な上昇で、週末に向けた調整の売りが指数の重石になるとみる。



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