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日経平均は大幅続伸、500円超高で29000円台回復、ハイテク上げ目立つ

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日経平均は大幅続伸。14日の米国市場でNYダウは5日ぶりに大幅反発し、534ドル高となった。失業保険申請件数や卸売物価指数(PPI)上昇率が市場予想を下回り、主要企業の堅調な決算も好感された。ハイテク株は長期金利の低下で買われ、台湾積体電路製造(TSMC)の好決算を受けて半導体関連株の上昇が目立った。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで236円高からスタートすると、寄り付き後もアジア株高などを追い風に上げ幅を拡大。引けにかけて一時29082.35円(前日比531.42円高)まで上昇した。

大引けの日経平均は前日比517.70円高の29068.63円となった。終値で29000円台に乗せるのは9月30日以来。東証1部の売買高は11億4320万株、売買代金は2兆8420億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、機械、海運業、電気機器、金属製品、証券が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の91%、対して値下がり銘柄は7%となった。

個別では、レーザーテック<6920>が9%超の上昇となるなど、値がさハイテク株の上げが目立った。郵船<9101>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、川崎船<9107>、キーエンス<6861>も堅調。決算発表銘柄ではクリレスHD<3387>などが急伸し、PRTIMES<3922>や東京ベース<3415>は東証1部上昇率上位にランクイン。イオン<8267>による株式公開買付け(TOB)が発表されたキャンドゥ<2698>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、今期業績見通しが市場予想を下回ったファーストリテ<9983>、新型「ニンテンドースイッチ」の販売状況が伝わった任天堂<7974>は小幅ながら下落。高島屋<8233>は業績下方修正で売りがかさんだ。また、USENNEXT<9418>やIDOM<7599>は堅調な決算ながら材料出尽くし感が広がったとみられ、東証1部下落率上位に顔を出した。
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