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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米金融当局者はタカ派姿勢を維持

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19日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。114円半ばの上値の重さが嫌気され、売りが出やすい見通し。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め期待で金利高が続けば、ドル買い基調に変わりはないだろう。

前日の取引で米10年債利回りの失速によりユーロ買い・ドル売りに振れ、ユーロは前週末高値を上抜け一時1.1620ドル台に浮上。3年ぶりの高値圏に水準を切り上げたドル・円は114円半ばで売りに押され、小幅に値を下げている。本日アジア市場で米金利の低下を手がかりにややドル売りが強まり、ドル・円は114円10銭を割り込む場面もあった。ただ、日経平均株価などアジアの主要指数は堅調地合いとなり、円売りがドルを支えた。

この後の海外市場では、引き続き株価や金利、原油相場が手がかり。ドル・円は新たな材料が乏しく、15日高値の114円46銭付近では売りに押される展開に。ただ、エネルギー価格の上昇で決済通貨のドルに買いが入り、対主要通貨では下げづらい。また、今晩はFRB当局者の発言機会が予定され、タカ派的な見解なら金利高・ドル高が見込まれる。一方、米国企業の好業績が期待され、株高を好感した円売りがドルを小幅に押し上げる可能性もある。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・9月住宅着工件数(予想:161.5万戸、8月:161.5万戸)
・21:30 米・9月住宅建設許可件数(予想:168.0万戸、8月:172.1万戸)
・24:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁冒頭あいさつ・ボウマン米FRB理事講演(地域銀行会合)
・01:15 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(南カリフォルニア商工会議所)
・03:50 ボスティック米アトランタ連銀総裁オンラインインタビュー参加(失業問題)
・04:00 ウォラー米FRB理事講演(経済見通し)


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