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注目銘柄ダイジェスト(前場):日本金属、CAICA、ソフトクリエなど

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ソフトクリエ<3371>:3790円(+410円)
大幅反発。上半期業績予想を上方修正、営業利益は従来予想の17.6億円から20.9億円、前年同期比28.9%増に引き上げている。大手食品メーカーやアパレルなど向けのECサイト構築サービス「ecbeing」の需要が想定を上回ったようだ。また、年間配当金も30円計画から40円に引き上げ、前期比10円の増配となる。第1四半期好決算から上振れ期待はあったが、増配発表も併せて、ポジティブに評価する動きが優勢に。


リョービ<5851>:1238円(-34円)
大幅続落。前日に業績・配当予想の下方修正を発表している。21年12月期営業損益は従来の23億円の黒字から一転18億円の赤字に減額。各自動車メーカーの生産調整の影響に加えて、中国における電力不足の影響もあり、想定を大きく下回る生産状況を余儀なくされているもよう。年間配当金も従来計画の35円から20円にまで引き下げ。上半期の状況から下振れ懸念はあったとみられるが、赤字転落をネガティブ視する動きが優勢に。


大阪ソーダ<4046>:2878円(+199円)
大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来の40億円から57億円、前年同期比63.0%増に、通期では90億円から107億円、前期比28.3%増に引き上げ。エピクロルヒドリン、合成ゴム関連、アリルエーテル類などの販売が電子材料関係や自動車関係向け中心に想定を上回る見通しのもよう。また、年間配当金も従来計画の65円から70円に引き上げ、前期比5円の増配としている。


日本金属<5491>:1280円(+225円)
大幅高で上昇率トップ。産業技術総合研究所、不二ライトメタルとの共同研究により、優れた室温成形性と強度、高い熱伝導率を有する「ZA系新マグネシウム合金圧延材」を新開発したと発表している。両立が困難だった軽量性と高熱伝導率を兼ね備え、会社側では今後カーボンニュートラルを達成するために必要不可欠な材料になると期待しているもよう。現在は量産体制の確立を目指した活動を行っているようだ。


川崎重<7012>:2399円(-181円)
大幅続落。米国家運輸安全委員会委員長が各地域の交通局に対して同社製鉄道車両の点検を「緊急勧告」する可能性があると伝わり、前日から売り優勢の展開となっている。脱線事故を起こした同社製車両「7000系」を使用の場合、不具合がないことを確認するのが目的とされている。鉄道車両事業の今後の展開に与える影響などを警戒する動きが続く状況のようだ。


CAICA<2315>:190円(+24円)
大幅高。子会社のCAICAテクノロジーズ(東京都港区)がNFT(代替不可能なトークン)プラットフォームの拡販について、画像認識製品を提供するGAZIRU(東京都港区)とアライアンスを締結したと発表している。GAZIRUのサービスでは、製造物や商品を撮影した画像からタグやシリアルナンバー不要の個体識別を実現している。アライアンスにより、リアルなモノの個体識別結果をNFTプラットフォーム上で取り扱うことを想定しているという。


FRONTEO<2158>:2260円(+136円)
年初来高値。マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」に医学論文探索AI「Amanogawa」の提供を開始したと発表している。Amanogawaは検索者が入力したキーワードや仮説、論文要旨に関連する論文を検出・分析するシステム。日本マイクロソフト業務執行役員で医療・製薬営業統括本部長の大山訓弘氏は「幅広い研究者の仮説検証ひいては新薬開発に貢献できることを期待している」とコメントしている。


Jストリーム<4308>:1221円(+72円)
大幅に5日続伸。インターネットライブ配信実施時にリアルタイムでテレビ局と同等の品質の字幕が挿入できる「リアルタイム字幕挿入サービス」の提供を開始したと発表している。記者会見や決算発表、株主総会などアクセシビリティに配慮する必要のあるネットライブ配信での利用を想定している。配信プラットフォームを限定せずに利用が可能で、オンデマンド用収録などライブ以外での利用にも対応しているという。
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