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米国株見通し:底堅い値動きか、FRB議長の発言を材料視

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(14時40分現在)

S&P500先物      4,535.00(-6.75)
ナスダック100先物  15,394.00(-84.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安。NYダウ先物は5ドル安、NY原油先物(WTI)は続落し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


21日の主要3指数はまちまち。ナスダックはプラスに転じたが、ダウは3日ぶりに下げ6ドル安の35603ドルで取引を終えた。この日発表された経済指標のうち、新規失業保険申請件数はコロナ危機後最低となり、雇用情勢の改善を裏付けている。ただ、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想外に弱く、回復期待による買いを抑制。一方、決算発表を受けIBMは売られた半面、テスラが買われるなど、企業業績が材料視された。


本日は底堅い値動きか。今晩発表のPMIのうち製造業は伸びが鈍化、サービス業は改善が予想され、関連セクターを中心とした値動きになりやすい。一方、連邦公開市場委員会(FOMC)の11月2-3日開催に向けブラックアウト入り直前で、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が注目される。同議長が資産買入れの段階的縮小(テーパリング)後の利上げに慎重なスタンスなら金利高は一服し、小幅ながら株買いを後押ししそうだ。


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