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キャリアリンク Research Memo(7):業績動向に応じた安定配当の継続と株主優待を実施

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■株主還元策とSDGsへの取り組み

1. 株主還元策
キャリアリンク<6070>は株主還元策として、配当金と株主優待制度を導入している。持続的な成長を図るための事業展開と経営基盤強化のために必要な内部留保を確保しつつ、経営成績並びに経営全般を総合的に判断し、適正で安定した配当を継続実施していくことを配当の基本方針としている。2021年2月期の1株当たり配当金については、業績及び財務状況等を総合的に勘案し、前期比10.0円増配となる20.0円(配当性向11.6%)とし、4期ぶりの増配を実施した。2022年3月期の1株当たり配当金については前期比横ばいとなる20.0円(配当性向11.4%)を予定している。ただ、東証1部上場企業の平均配当性向が約30%の水準であることや、財務基盤の強化が進んでいることなどを考えると、業績が計画通り順調に推移するのであれば、配当性向についてもう一段の引き上げが望まれる。

株主優待制度では、毎年8月末(2022年より9月末)の株主に対して保有株式数に応じてQUOカードを贈呈している。具体的には、100株以上200株未満で500円相当、200株以上500株未満で1,000円相当、500株以上で2,000円相当を贈呈する。また、2021年以降は8月末時点(2022年より9月末)において500株以上を3年以上継続保有している株主を対象に、QUOカードを従来の2,000円相当から5,000円相当に引き上げている。

なお、同社は東京証券取引所が2022年4月に実施する市場再編において、「プライム市場」への上場維持基準に適合していることを確認している。

2. SDGsへの取り組み
同社グループは1996年の会社設立以来、雇用の拡大を通じて社会に貢献することを使命とし、また「日本一親身な人材サービスカンパニー」を目指し、多くの求職者に多様な就業の機会を提供することに取り組んできた。今後においても、企業理念である「すべての人に働くよろこびを」を原点として、SDGsへの取り組みを推進していく考えだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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