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マザーズ指数は7日続落、金融引き締めに対する警戒感が大きい、値下がり率トップはF−ブレイン

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 本日のマザーズ指数は32.22pt安の1028.74ptと大幅に続落。1日の米株式市場でNYダウは大幅続落。前日に大幅安となった反動で自律反発狙いの買いが入ったが、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が量的緩和縮小(テーパリング)を早める可能性を再表明し上げ幅を縮小。米国内で初のオミクロン変異株感染が確認されたことも投資家心理を悪化させ、ハイテク株にも売りが広がった。引けにかけて主要株価指数がそろって下落した米株市場を受け、マザーズ指数は下落して始まった。寄り付き直後から下げ幅を縮小する場面も見られたが、買い戻し一巡感が出てそこからは一転して売り優勢に、一段と下げ足を速めると前引けにかけて3%を超える下落率となった。後場では下げ渋ったものの、買いは続かなかった。連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めに対する個人投資家の警戒感が大きく、リスク回避の売りが広がった。また、直近の大幅下落で個人投資家の含み損益も相当に悪化していることが推察できる。さらに12月の新規株式公開(IPO)ラッシュを控えていることもマザーズ銘柄の重しとなっている可能性がある。なお、マザーズ指数は7日続落、売買代金は概算で2348.92億円。騰落数は、値上がり52銘柄、値下がり337銘柄、変わらず8銘柄となった。
 個別では、メルカリ<4385>、フリー<4478>、ビジョナル<4194>など時価総額上位銘柄をはじめ多くの銘柄が売り込まれた。下落率上位には前日に上昇したフーバーブレイン<3927>が利食い売り優勢から22%安のストップ安で値下がり率トップに、軟調な展開が続いているポート<7047>が16%安となった。また、海外募集で新株185万株を発行すると発表して売り材料視されたChatwork<4448>が11%安、値下がり率上位には、グローバルウェイ<3936>、エスユーエス<6554>などが並んだ。一方、前日に大幅下落した直近IPO銘柄のサイエンスアーツ<4412>が15%高のストップ高に、30日以降買い優勢の展開が続いているENECHANGE<4169>が6%高となった。そのほか、リボミック<4591>、ファンペップ<4881>、スローガン<9253>などが上昇率上位に並んだ。

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