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【市場反応】米11月雇用統計、FRBのQE縮小加速の軌道は変わらずとの見方でドル買い

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米労働省が発表した11月雇用統計で失業率は4.2%と、10月4.6%から予想以上に低下し、パンデミックで経済が封鎖する前の昨年2月来で最低に改善した。非農業部門雇用者数は前月比+21万人と、伸びは予想外に10月+54.6万人から縮小。年初来で最小に留まった。過去2カ月分は8.2万人上方修正。10月1.5万人、9月6.7万人上方修正された。3カ月平均は+37.8万人。

平均時給は前年比+4.8%と、伸びは10月+4.8%から拡大予想に反し横ばいにとどまった。労働参加率は61.8%と、10月61.6%から予想以上に上昇。やはりパンデミックで経済封鎖した昨年3月来の高水準に回復した。

雇用者数は予想外に伸びが縮小も別の世論調査では100万人近くの雇用が戻っているとの結果もあり、米連邦準備制度理事会(FRB)は資産購入縮小加速の軌道は変わらずとの見方。

結果を受けて米国債相場は上下に振れた。10年債利回りは1.40%まで低下後、1.45%まで上昇。ドル・円は113円00銭まで反落後、113円51銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.1333ドルまで上昇後、1.1306ドルまで反落。
【経済指標】
・米・11月非農業部門雇用者数:+21万人(予想:+55万人、10月:+54.6万人←+53.1万人)
・米・11月平均時給:前年比+4.8%(予想:+5.0%、10月:+4.8%←+4.9%)
・米・11月失業率:4.2%(予想:4.5%、10月:4.6%)
・米・11月労働参加率:61.8%(予想61.7%、10月61.6%)

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