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12月3日のNY為替概況

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 3日のニューヨーク外為市場でドル・円は113円61銭まで上昇後、112円56銭まで反落し、引けた。

米11月雇用統計の非農業部門雇用者数が予想外に前月から伸びが鈍化したものの、失業率が大幅低下、労働参加率が上昇するなど内容は総じて良好で、FRBが資産購入縮小を加速することを依然正当化するとの見方に一時金利が上昇。ドル買いが優勢となった。しかし、時期尚早のFRBの金融緩和解除を警戒し株式相場が下落に転じると金利が低下に転じドル買いが後退。リスク回避の円買いが加速した。

  

ユーロ・ドルは1.1333ドルまで上昇後、1.1267ドルまで下落し、引けた。

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が22年の利上げの公算が低いと繰り返したためユーロ売りが継続。

  

ユーロ・円は128円34銭まで上昇後、127円47銭まで反落。 
ポンド・ドルは1.3310ドルまで上昇後、1.3209ドルまで下落した。

ソーンダース英中銀金融政策委員がオミクロン株による景気への影響を警戒した発言を受けて、早期利上げ観測を受けたポンド買いが後退。


ドル・スイスは0.9211フランまで強含んだのち、0.9166フランまで反落した。



【経済指標】
・米・11月非農業部門雇用者数:+21万人(予想:+55万人、10月:+54.6万人←+53.1万人)
・米・11月平均時給:前年比+4.8%(予想:+5.0%、10月:+4.8%←+4.9%)
・米・11月失業率:4.2%(予想:4.5%、10月:4.6%)
・米・11月労働参加率:61.8%(予想61.7%、10月61.6%)
・米・11月サービス業PMI改定値:58.0(予想:57.0、速報値:57.0)
・米・11月総合PMI改定値:57.2(速報値:56.5)
・米・11月ISM非製造業景況指数:69.1(予想:65.0、10月:66.7)
・米・10月製造業受注:前月比+1.0%(予想:+0.5%、9月:+0.5%←+0.2%)
・米・10月耐久財受注改定値:前月比-0.4%(予想:-0.5%、速報値:-0.5%)
・米・10月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比+0.5%(速報値:+0.5%)
・米・10月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+0.4%(速報
値:+0.3%)
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