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大幸薬品 Research Memo(3):クレベリンブランドでコラボ製品を展開、購買層の多様化などに期待

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■トピックス

1. クレベ&アンド ハンドスプレーの限定デザイン新発売:ファッションディレクター「Daichi Miura」がディズニープリンセスを描き下ろし
大幸薬品<4574>は、日常除菌ブランド「クレベ&アンド(クレベアンド)」のハンドスプレーの限定デザインを新発売した。デザインを担当したのは、ファッション、アート、イラストレーション等、多岐にわたって活躍するファッションディレクターDaichi Miura氏。「リトル・マーメイド」のアリエル、「塔の上のラプンツェル」のラプンツェル、「美女と野獣」のベル、「アラジン」のジャスミンの4人のディズニーのプリンセスをモチーフにDaichi Miura氏が描き下ろし、大人の女性にもマッチするパッケージに仕上がった。この他に「ミッキーマウス」「ミニーマウス」のバージョンもある。2021年9月より同社公式オンラインショップ「TAIKO Direct」、バラエティショップ、一部のドラッグストア、GMS、インターネット通販などで、数量限定で販売されている。クレベリンブランドでは同様のコラボ製品を数年前から手掛けてきており、購買層の多様化やブランドへの愛着の育成が期待できる。

2. クレベリンの主要成分(二酸化塩素ガス溶存液)が、一般的な除菌・消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム溶液)の200倍以上新型コロナウイルスを不活性化するという研究成果を発表
同社は2021年9月、大阪府立大学生命環境科学研究科(山崎伸二 教授)との共同研究成果である、二酸化塩素の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活性化効果に関する論文が英文医学誌「Journal of Hospital Infection」に掲載されたことを発表した。本研究の結果として、クレベリンの主要成分である二酸化塩素ガス溶存液が、有機物存在下で除菌・消毒に広く使用されている次亜塩素酸ナトリウム溶液よりも200倍以上強力に新型コロナウイルスを不活性化することが示された。“クレベリン”ブランドのさらなる向上やコロナ制御に貢献することが期待される成果であると言えよう。

同社は二酸化塩素製品による空間除菌市場の草分けとして、業界をリードしてきた。2018年には「浮遊ウイルス感染対策方法(特許 第6055861)」の特許を取得し、二酸化塩素ガスが浮遊ウイルスを失活させる方法を開示した。その後も、2020年に二酸化塩素の新型コロナウイルス感染阻止の機構を解明し、2021年には新型コロナウイルスの武漢株及び変異2株(英国株、ブラジル株)の99.99%以上不活化を確認するなど、意義深い研究成果を発表してきた。同社では、さらなるエビデンスを集積し、様々な新興感染症に対する衛生対策において低濃度二酸化塩素の活用を提言する方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)


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