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日経平均は371円高でスタート、レーザーテックやアドバンテストなどが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28309.60;+371.79
TOPIX;1965.40;+24.07


[寄り付き概況]

 21日の日経平均は371.79円高の28309.60円と3日ぶりに反発して取引を開始した。前日20日の米国株式市場は続落。ダウ平均は433.28ドル安の34932.16ドル、ナスダックは188.74ポイント安の14980.94で取引を終了した。世界中で新型コロナ感染急増や規制強化が発表され、回復鈍化懸念が引き続き重しとなり寄り付き後、下落した。世界経済フォーラムが来年1月にスイスで開催される予定だったダボス会議の延期を発表すると、投資家心理がさらに悪化。また、バイデン政権が推し進めている大規模歳出案「ビルド・バック・ベター」の早期成立の見込みがたたず、エコノミストが成長見通しを引き下げると、さらなる下落に繋がった。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。日経平均が昨日までの2営業日で1100円を超す下げとなり、心理的な節目とされる28000円を下回ったことで、値ごろ感からの買いが入りやすかった。また、米モデルナが同社の新型コロナワクチンの3回目接種が「オミクロン型」に有効だと発表したことや、塩野義製薬<4507>が新型コロナの飲み薬がオミクロン型にも有効だとする実験室レベルでの初期分析を発表したことなども、経済活動の活性化に対する期待を継続させ、株価支援要因となった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したことが東京市場の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は、湖北工業<6524>、ライフドリンク カンパニー<2585>が東証2部に、ラバブルマーケティンググループ<9254>がマザーズに上場した。

 セクター別では、全業種が値上がり。海運業、証券商品先物、その他製品、ゴム製品、金属製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、信越化<4063>、アドバンテスト<6857>、任天堂<7974>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、トヨタ<7203>、デンソー<6902>、ブリヂストン<5108>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、キヤノン<7751>、OLC<4661>などが上昇。他方、HOYA<7741>、ZHD<4689>、シマノ<7309>などが下落している。

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