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日経平均は37円高でスタート、レーザーテックや東エレクなどが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28836.05;+37.68
TOPIX;1993.29;+3.86


[寄り付き概況]

 24日の日経平均は37.68円高の28836.05円と4日続伸して取引を開始した。前日23日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は196.67ドル高の35950.56ドル、ナスダックは131.48ポイント高の15653.37で取引を終了した。「オミクロン変異株の入院リスクはデルタ株に比べ50%から70%低い」との英国の調査結果や食品医薬品局(FDA)が製薬会社メルク(MRK)の新型コロナ経口薬の緊急使用を承認したことを受け、安心感が広がり、寄り付き後、上昇。さらに、12月のミシガン大消費者信頼感指数確定値が予想外に上方修正されたほか、11月新築住宅販売の増加など良好な経済指標の結果を受けて景気回復期待感も根強く、終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって3日続伸したことが東京市場の株価を支えた。また、米モデルナの日本法人社長が「3回目接種向けを視野に22年1月から3月までに十分なワクチン量を届けられるよう最善を尽くす」と述べたと伝えられこともあり、経済活動活性化への期待感が継続し、株価支援要因となった。一方、国内で新型コロナ新規感染者数がやや増加傾向となっていることに加え、「オミクロン型」の市中感染が広がりつつあり、新型コロナ感染拡大が警戒され株価の重しとなった。また、日経平均が昨日までの3日続伸で860円ほど上昇した後ということから、戻り待ちの売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.5%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.4%上昇だった。今日は、タカヨシ<9259>、CS−C<9258>、Green Earth Institute<9212>、エフ・コード<9211>、サスメド<4263>、ニフティライフスタイル<4262>がマザーズに、長栄<2993>が東証2部に上場した。

 セクター別では、鉱業、鉄鋼、輸送用機器、非鉄金属、金属製品などが値上がり率上位、パルプ・紙、水産・農林業、建設業、医薬品、電気・ガス業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、神戸物産<3038>、日立<6501>、商船三井<9104>、三井ハイテク<6966>、デンソー<6902>、JFE<5411>、野村<8604>、日本製鉄<5401>などが上昇。他方、リクルートHD<6098>、NTT<9432>、ファーストリテ<9983>、塩野義薬<4507>などが下落している。

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