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個人投資家・有限亭玉介:2022年の米国経済と日本株…直近の監視銘柄【FISCOソーシャルレポーター】

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2021年12月27日14時に執筆

株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

2021年は東京五輪や衆議院選挙というビッグイベントがあったものの、株式市場へのインパクトは限定的のように感じました。半導体や脱炭素関連といったテーマ性を持つ銘柄がよく物色されていたように、2022年もその傾向が続くと見ております。新型コロナからリバウンドの時期にRCEP発効によって、ハイテク産業などへの期待も高まっています。

しかしながら目下では、米国のインフレが影響してか日本のハイテク産業やグロース株、特に東証マザーズ指数の落ち込みが顕著です。米国の株高が進めば日本の株式市場も上向くと思われますが、もう少し時間を要するかもしれません。日経平均を見ると、上値抵抗線となっている75日移動平均線を上抜けるかが鍵となりそうです。

いずれにせよ、日本株へのインパクトが大きい米FRBのインフレ対応やテーパリングの動向からは目が離せません。それと併せて長期金利の監視を強める必要があります。米国からの影響を警戒するのと同時に、そのような影響を受けにくいテーマ性を持った好業績の銘柄もチェックしてリスクヘッジしておきたいところです。

2022年7月には日銀の鈴木審議委員と片岡審議委員が任期満了を迎える為、後任の人事にはリフレ派が選ばれるのか注目されています。さらに11月8日には米国の中間選挙が控えており、これらは紛れもなく相場に影響するビッグイベントです。今年も一年、最高のパフォーマンスになるよう銘柄を調べ尽くしたいですねぇ。

12月に入り下値を切り上げている駒井ハルテックは、国土強靭化、風力発電事業などに思惑がありますが、東証再編によるプライム市場の上場維持基準となる「流通株式時価総額」を充たす為に何らかのアクションを起こすか…との見方もある様子です。

ソフトウェアのテストサービスを手掛けるバルテスは、VRなどでバーチャルインテリアサービスを展開するカラーアンドデコへ子会社を通じ出資するとの発表後、動意しました。25日・75日移動平均線を上抜き、底値から切り返してトレンド転換となるか監視です。

MVNOサービスを手掛けるベネフィットジャパンは、11月11日の決算発表後に年初来高値を更新すると、その後はじわじわと調整しています。同社の大株主である光通信が保有株式数を増やしている事もあり、監視を強めていきたいですな。

24時間営業のジム「エニタイムフィットネス」を運営するFFJは、マザーズから東証一部へ市場変更を発表して底値圏から反発した様子です。ここからトレンド転換するかと…注視中でございます。あたくしもコロナ禍においてはこちらにお世話になりましたからねぇ。

コンテンツ配信などを手掛けるセプテーニHDは、新計測基盤ソリューション「Precog Base(プリコグベース)」の提供開始が材料視されています。業績は軟調ながらも、Google CloudやTreasure Dataの公式パートナーに認定されている点は注目です。

最後のG3HDは、クリーンエネルギー関連として11月上旬にも都市鉱山事業を開始するとの事で思惑があります。22年8月期の業績予想も経常利益が増益を見込んでおり、手を出しやすい低位株として監視中です。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

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