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NY株式:NYダウ246ドル高、経済の強い回復を楽観視

ダウ平均は246.76ドル高の36585.06ドル、ナスダックは187.83ポイント高の15832.80で取引を終了した。新型コロナ、オミクロン変異株急拡大にもかかわらず、「流行が短期で収束する」との専門家の見解を受け、経済の強い回復継続期待に寄り付き後、上昇。食品医薬品局(FDA)は製薬会社ファイザー(PFE)の新型コロナウイルスワクチンをめぐり、12-15歳にも追加接種を認める緊急使用許可を出したと発表。オミクロン株流行への対策強化も好感され、終日堅調に推移した。ハイテク株の上昇も後押しし、引けにかけてダウは上げ幅を拡大。セクター別では自動車・自動車部品、エネルギーが上昇した一方、商業・専門サービスが下落した。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は昨年10−12月の世界出荷台数が過去最高を記録したことが好感され、上昇。航空会社のデルタ(DAL)、ユナイテッド(UAL)、アメリカン(AAL)やカジノを経営するウィン・リゾーツ(WYNN)、クルーズ船運営のカーニバル(CCL)、小売りのギャップ(GPS)は経済活動の再開に伴う業績回復期待に軒並み上昇した。半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)や銀行のウェルスファーゴ(WFC)は、アナリストの投資判断引き上げを受け上昇。暗号資産取引プラットフォームを提供するロビンフッド(HOOD)は著名投資家のキャシーウッド氏による大量の同社株購入が明らかになり買われた。一方、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はアナリストの投資判断引き下げを嫌気し、下落。

携帯端末のアップル(AAPL)は成長期待から上昇し、株式時価総額が国内企業で初めて3兆ドル大台を超えた。

Horiko Capital Management LLC

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