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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、感染対策として行動制限が強化されている

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【ブラジル】ボベスパ指数 105529.50 -0.15%
13日のブラジル株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比156.16ポイント安(-0.15%)の105529.50で取引を終了した。106250.9から104974.3まで下落した。
中盤はプラス圏で推移したが、その後は再び売りに押された。米早期の引き締め懸念が再び高まっていることがブラジルなど新興国からの資金流出懸念を強めた。また、米株安などもブラジル株の売り圧力を強めた。一方、堅調な経済指標が指数をサポート。11ガとのIBGEサービス部門売上高は前年比で10.0%増加し、前月の7.5%と予想の6.9%を上回った。

【ロシア】MOEX指数 3674.73 -4.05%
13日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比155.22ポイント安(-4.05%)の3674.73で取引を終了した。3818.97から3664.48まで下落した。

売りが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、後半は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落がウエートの高い資源銘柄の売り手掛かり。また、ウクライナ問題をめぐる地政学的リスクへの懸念も嫌気された。ほかに、米金融引き締めに対する懸念がロシアなど新興国からの資金流出懸念を強めた。

【インド】SENSEX指数 61235.30 +0.14%
13日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比85.26ポイント高(+0.14%)の61235.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同45.45ポイント高(+0.25%)の18257.80で取引を終えた。

買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。海外株高を受け、インド株も買いが先行。また、12月の第1週の輸出が前年同期比で33%増加したとの報告も、景気回復の加速期待を高めた。このほか、米国の急激な引き締めに対する警戒感が後退していることを受け、インドなど新興国からの資金流出懸念がやや後退している。

【中国本土】上海総合指数 3555.26 -1.17%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比42.17ポイント安(-1.17%)の3555.26ポイントと反落した。

新型コロナウイルスの感染再拡大が不安視される流れ。「ゼロコロナ」政策を進める中国では、感染対策として行動制限が強化されている。北京市に隣接する天津市は12日、重要な政治イベントである「両会」(人民代表大会、政治協商会議)の開催を延期すると発表。天津をはじめ、感染が集中した地区では操業を一時停止する工場が相次ぐ状況だ。北京冬季五輪の開催を来月に控え、コロナ対策の厳戒態勢が続いた場合、実体経済も落ち込むと危ぐされている。また、週明けにかけて重要経済統計の発表が集中することも買い手控え要因として意識された。あす14日は貿易統計、来週17日は小売売上高や鉱工業生産、GDP成長率などが公表される。



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