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NY債券:米長期債相場は下落、NY連銀総裁の発言を意識した売りが入る

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14日の米国長期債相場は下落。この日発表された12月米小売売上高速報は前月比-1.9%で市場予想を大幅に下回った。その後発表された12月鉱工業生産は前月比-0.1%で市場予想を下回ったことから、長期債利回りは一時低下したが、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、「新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染の波が収束すれば、アメリカ経済は堅調な成長軌道に戻る」との認識を示したことや、サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁がインフレ抑制のための利上げが必要との見方を伝えたことから、長期債利回りは反転した。2年債と10年債の利回り格差は若干拡大。

2022年における米利上げ確率は若干上昇。CMEのFedWatchによると、2022年3月末時点で0.25ポイント以上の利上げが実施される確率は14日時点で86%程度。また、2022年6月末までに0.50ポイント以上の利上げが実施される確率は82%程度。10年債利回りは、一時1.70%近辺まで低下したが、取引終了時点にかけて1.789%近辺まで上昇した。

イールドカーブは、若干のスティープニング。2年−10年は+82.60bp近辺、2−30年は+116.30bp近辺で引けた。2年債利回りは0.97%(前日比:+8bp)、10年債利回りは1.79%(同比:+9bp)、30年債利回りは、2.12%(同比:+8bp)で取引を終えた。

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