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日経平均は328円安でスタート、ファーストリテやキーエンスなどが下落

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27928.89;-328.36
TOPIX;1954.10;-24.28


[寄り付き概況]

 19日の日経平均は328.36円安の27928.89円と続落して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は下落。ダウ平均は543.34ドル安の35368.47ドル、ナスダックは386.86ポイント安の14506.90で取引を終了した。

 金融のゴールドマンサックス(GS)の決算内容に失望した売りや、国債利回りが2年ぶり高水準に達し金利高を警戒した売りに、寄り付き後、下落。著名投資家のアックマン氏が3月連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイントの利上げの可能性などを指摘するなど、連邦準備制度理事会(FRB)の急激な引き締めを警戒した売りが続き、終日軟調に推移した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって下落したことが東京市場の重しとなり、また、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4%を超す大幅下落となったことが半導体関連株の株価押し下げ要因となった。さらに、昨日、国内の新型コロナ新規感染者数が3万人を上回り過去最多となり、経済活動活性化が遅れるとの見方が強まり、買い手控え要因となった。

 一方、このところ、日経平均が28000円台前半に下落すると押し目買いが見られており、今日もそうした買いが期待され、また、原油先物価格の上昇を受け、エネルギー関連株の一角に物色の矛先が向かったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、鉄鋼、輸送用機器、海運業、非鉄金属、電気機器などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、その他製品が値上がりしている。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>、HOYA<7741>、JFE<5411>、信越化<4063>、ホンダ<7267>、塩野義薬<4507>、ルネサス<6723>、ファナック<6954>、川崎汽船<9107>、日ペHD<4612>、ディスコ<6146>、オムロン<6645>などが下落。

 他方、任天堂<7974>、KDDI<9433>、NTT<9432>、アサヒ<2502>、オリンパス<7733>などが上昇している。

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