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急ピッチの下げの反動から自律反発狙いの買いが優勢に【クロージング】

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20日の日経平均は3日ぶりに反発。305.70円高の27772.93円(出来高概算12億8000万株)で取引を終えた。前日に800円近く下落するなど急ピッチの下げの反動から、幅広い銘柄の押し目買いや自律反発を狙った買いが優勢となった。ただ、中国が2カ月連続の利下げを発表したことで、中国景気の先行き不安感が強まったため、買い一巡後は目先の利益を確保する動きもみられ、一時27217.59円まで下げ幅を拡大させる場面もあった。一方、後場に入ると、時間外取引での米株先物が堅調に推移しているほか、アジア市場もしっかりしていることが支援材料となり、先物中心に買い戻され、27700円台を中心に高値圏でもみ合う展開となっていた。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1500を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、精密機器、サービス、その他製品、食料品、卸売など28業種が上昇した。一方、海運、保険、鉱業、銀行、石油石炭の5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、太陽誘電<6976>、塩野義<4507>、コマツ<6301>が軟化した。

前日の米国市場は、原油市況の上昇がインフレ警戒をあおっており、主要株価指数は続落した。ただ、東京市場では、前日に先回り的に下落していただけに織り込み済みと捉える向きが多く、押し目買いや自律反発を狙った買いが幅広く入った。個別では、前日急落したソニーGが反発したほか、トヨタ<7203>も値を上げるなど、主力大型株の一角がしっかりしたほか、時間外取引の米株先物が堅調に推移しているため、投資マインドの改善につながり、後場に入ると、先物主導で上げ幅を広げる場面もあった。一方、蘭半導体メーカーASMLの株価下落を映して、東エレクやレーザーテック<6920>などの半導体関連株には値を消す銘柄が目立っていた。

本日の日経平均は値動きの荒い展開となった。19日の世界の株式市場では、日経平均が2.80%下落したのに対し、NYダウは0.96%、ナスダック指数は1.14%の下げにとどまっており、日本株が大きく売られた形だった。さすがに売られ過ぎた感は否めないとの指摘もあり、買い戻しの動きが強まったようだ。しかし、米国の利上げに伴う投資マネーの縮小リスク、原油市況の上昇に伴うインフレ懸念、国内では新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大によるまん延防止等重点措置の再発動による経済活動の再停滞への不安感など内憂外患の状況で、自律反発の域を出ておらず、目先は不安定な動きが続く可能性も残っているだろう。


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