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米国の長短金利差の動向や政策金利見通しについては予断を許さない状況が続く

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 27日のニューヨーク外国為替市場では、米政策金利の大幅な上昇を想定してドルが主要通貨に対して上昇した。3月に利上げが開始されることが確実視されており、今年半ば頃に保有資産の大幅な圧縮に着手する可能性は高いことがドル買い材料となった。市場参加者の間からは「複数回の利上げによって米国2年債の利回り水準は今年後半までに10年債利回りを上回る」との声が聞かれている。2年債と10年債の利回り格差は昨年3月末に161.80bp近辺まで拡大したが、今年1月27日時点で61.70bp程度まで縮小している。CMEのFedWatchによると、2022年12月末までに合計1.25ポイント以上の利上げが実施される確率は60%を超えているが、米国の政策金利は2023年末までに2%まで上昇すると予想されている。ただし、米国のインフレ見通しは不透明であり、ドル高進行が経済に与える影響は無視できないことから、長短金利差の動向や政策金利見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。
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