20日の米国長期債相場は続伸。10年債利回りは一時2.77%近辺まで低下した。米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な金融引き締めによって米国経済のさらなる減速が警戒されており、安全逃避的な債券買いがこの日も続いた。
CMEのFedWatchによると、20日時点で9月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.25-2.50%以上となる確率は51%程度。12月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.75-3.00%以上となる確率は59%程度。10年債利回りは2.877%近辺まで上昇した後、一時2.772%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて2.781%近辺で推移。
イールドカーブは、フラットニング気配で推移。2年−10年は+20.40bp近辺、2−30年は+41.10bp近辺で引けた。2年債利回りは2.58%(前日比:-3bp)、10年債利回りは2.78%(同比:-6bp)、30年債利回りは、2.99%(同比:-6bp)で取引を終えた。
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