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注目銘柄ダイジェスト(前場):ネツレン、東京海上、SOMPOなど

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ミタチ<3321>:957円(+65円)
大幅続伸。先週末に22年5月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の17億円から20億円、前期比2.2倍の水準にまで引き上げ。自動車分野における半導体や電子部品の販売、ITや自動車関連の工作機械向けEMSの受注などが堅調に推移しているもよう。2月に続く上方修正で買いインパクトが強まる展開へ。また、年間配当金も従来計画の30円から40円にまで引き上げている。


ネツレン<5976>:651円(+49円)
大幅続伸で年初来高値を更新。発行済み株式数の7.83%に当たる312.5万株、15億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は5月23日から23年3月31日まで。次中期経営計画目標必達のため、経営環境の変化に対応した柔軟な資本政策の遂行、資本効率の向上および株主還元のさらなる拡充を取得目的としている。高水準の自社株買いが当面の需給面での下支えにつながるとの期待が先行。


ミューチュアル<2773>:881円 カ -
ストップ高買い気配。マーキュリア系の投資ファンドであるエムズが完全子会社化を企図したTOBを実施すると発表、同社ではTOBへの応募を推奨としている。TOB価格は1800円で先週末終値比アップ率は2.5倍の高水準となっており、同価格にサヤ寄せを目指す動きに。TOB期間は5月23日から7月14日までを予定している。TOB完了後は上場廃止となる見通し。


SOMPO<8630>:5475円(+406円)
大幅続伸。先週末に22年3月期の決算を発表、経常利益は3155億円で前期比46.7%増益に。23年3月期は2350億円で同25.5%減の見通しだが、有価証券売却益の減少が主因で、実質ベースの修正連結利益はほぼ横ばいを想定。年間配当金は前期が40円増の210円、今期は50円増の260円に。先週末終値ベースで配当利回りは5.1%の水準になる。また、発行済み株式数の4.66%に当たる1600万株、580億円を上限とする自社株買いも発表。


東京海上<8766>:7330円(+548円)
大幅続伸。先週末に22年3月期の決算を発表、経常利益は5674億円で前期比2.1倍となり、第3四半期決算時の上方修正水準での着地に。期末配当金は従来計画125円から135円に引き上げ。23年3月期経常利益は6000億円で同5.7%増の見通し、年間配当金は前期比45円増の300円を計画。また、発行済み株式数の1.8%に当たる1250万株、500億円を上限とする自己株式の取得実施も発表。取得期間は5月23日から9月22日まで。


ヘッドウォーター<4011>:3850円 カ -
ストップ高買い気配。米半導体大手エヌビディアの日本法人が新たに設立した「NVIDIA DXアクセラレーションプログラム」に参画し、DX推進で協業を開始すると発表している。同プログラムは、ビジネスコンサルタントやAIエキスパート、システムインテグレータなどとエヌビディアで構成されている。ヘッドウォータースはDXコンサルティングから開発、運用までを支援し、共同ソリューションや共同マーケティングを展開するという。


旅工房<6548>:770円(+32円)
大幅に5日続伸。3月の旅客取扱額は前年同月比76.5%増の約1.40億円だっと発表している。内訳は、海外旅行取扱額が121.0%増の0.41億円、国内旅行取扱額が62.8%増の0.98億円。21年4月-22年3月までの累計の合計取扱額累計は前年同期比31.2%減の14.96億円にとどまったが、取扱額の回復傾向が好感されている。また、政府が新型コロナウイルスの水際対策を緩和する方向で調整を進めていることも買い材料視されているようだ。


霞ヶ関キャピタル<3498>:2035円(+45円)
大幅に続伸。物流施設ブランド「LOGI FLAG」の開発用地として、新たに販売用不動産の取得を決定したと発表している。所在地は大阪府茨木市で、敷地面積は約1万5200平方メートル。取得価額は非開示。霞ヶ関キャピタルは、ECの拡大や冷凍食品の消費増加などを受け、需要が拡大している物流施設の開発を行っている。10日に上場来安値を記録してから株価が底堅く推移していることも買い安心感につながっているようだ。
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