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フォーシーズHD—2Qは2ケタ増収、化粧品卸事業が増収となりアロマ事業の売上も加わり、前年対比25.9%増

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フォーシーズHD<3726>は13日、2022年9月期第2四半期(21年10月-22年3月)連結決算発表した。売上高が前年同期比25.9%増の12.33億円、営業損失が0.90億円(前年同期は0.93億円の損失)、経常損失が0.88億円(同0.95億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が0.78億円(同0.88億円の損失)となった。

コミュニケーション・セールス事業の売上高は前年同期比43.7%減の3.86億円となったが、セグメント利益は0.08億円(前年同期は0.21億円の損失)と黒字化が実現できた。インフォマーシャルについては、QVCをはじめ地方局においてテレビ通販を始めている。また、コールセンターを活かした顧客の育成による収益拡大を目指していたが、一定の効果は得ることができたものの、Webプロモーションへの投資を抑えたため、新規顧客数が減少し、売上高全体としては予想を下回った。一方、海外への販売チャネルの拡大は、認知拡大を目的としたプロモーション活動を継続しており、中国におけるSNSサイト「RED」と「Weibo」を展開し、約47,000人のフォロワー数を獲得した。

化粧品卸事業の売上高は前年同期比7.1%増の2.19億円、セグメント損失は0.23億円(前年同期は0.81億円の損失)となった。人気ユーチューバーによるプロモーション動画の再生回数が10万回を超え、ドラッグストア等でのプロモーション動画用のモニター設置店舗も700店舗を超え、ピーリング商品だけでなく、スペシャルパウダーソープにおいては前年比411%と一定の効果をあげた。海外売上は順調に売上を伸ばしており、中国国内での大イベントである「W11」「W12」での売上は予想よりも下回ったが、「ナチュラルアクアジェル」をはじめ、新商品の薬用ピーリング「ホワイトクリアジェル」、既存品の「エクストラオイルクレンジング」「スペシャルパウダーソープ」は、安定的に売上を伸ばしている。

衛生コンサルティング事業の売上高は前年同期比62.5%減の0.33億円、セグメント損失は0.26億円(前年同期は0.06億円の損失)となった。楽天コミュニケーションズ、福岡県中間市、中間商工会議所との連携による実証においてHACCPジャパンが監修した「あんしんHACCP」アプリの利用者を増やすことにより、継続利用から検査事業につなげ、検査事業希望者にバクテスター・試薬を販売する計画を実行している。また、本プロジェクトは問い合わせも多く、新潟県長岡市でも本施策を実施している。「空間除菌デバイスDevirus AC(デヴィルスエーシー)」は、機器メーカーの倉庫が所在する滋賀県に、クロラス酸水製剤(亜塩素酸水製剤)の製造工場を移転した。移転のための経費計上によりセグメント損益に影響が出たが、今後は輸送コストが削減されるなどにより、効率化が図られるとしている。

アロマ事業の売上高は5.91億円、セグメント損失は0.39億円となった。現在は首都圏に29店舗(2022年3月31日時点)を運営しており、既に9店舗の退店を実施したが、3月には新しいコンセプトのもと、新百合ヶ丘に1店舗出店した、2022年1月1日に吸収合併したフェヴリナの化粧品とCureの商品を「アロマブルーム」店舗で展開をすると同時に、アロマ商品をコミュニケーション・セールス事業の顧客に対して、販売をスタートしている。しかし、店舗の特性に合わせたMD(ブランド、店舗、顧客)コンセプトの見直しに時間がかかること、コロナウイルス禍により消費者のリテール店舗への戻りは鈍く、売上高は予想を大きく下回った。

2022年9月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比17.0%増の28.88億円(前回予想比11.7%減)、営業利益が0.09億円(同86.6%減)、経常利益が0.09億円(同85.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が0.19億円(同68.3%減)としている。



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