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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米減速懸念も127円維持なら切り返し

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23日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米国経済の減速懸念が強まるなか、ドル売りに振れやすい。ただ、株安による円買いもドルを下押しする要因となるが、127円台を維持できれば買戻しで切り返す可能性もあろう。

前週末は米10年債利回りの低下でドル売りに振れたが、ユーロ・ドルの持ち高調整による売りで1.0530ドル台に弱含み、ドル・円は128円を割り込んだ後も下げ渋った。週明けアジア市場は米国のリセッション懸念でドル売りが先行し、主要通貨は対ドルで上昇基調に振れた。ドル・円は128円付近から下値支持線として意識されていた127円50銭を下抜けると下げ足を速めたが、心理的節目の127円を意識した買戻しが下支えした。

この後の海外市場は米国経済の先行きがテーマ。19日に発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数が落ち込み、リセッションを不安視したドル売りが先行しそうだ。今年に入りドルに対して大きく売り込まれてきた欧州やオセアニアの主要通貨への買戻しが強まる可能性もあろう。また、NYダウは弱気相場に振れ、株安継続なら円買いがドルを下押し。ただ、ドル・円は127円を維持できれば買戻しにより切り返す展開も想定しておきたい。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 独・5月IFO企業景況感指数(予想:91.0、4月:91.8)
・21:30 米・4月シカゴ連銀全米活動指数(3月:0.44)
・01:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁討論会参加(経済見通し)



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