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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、利上げ観測が圧迫材料

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【ブラジル】ボベスパ指数 110580.79 +0.21%
24日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比234.97ポイント高(+0.21%)の110580.79で取引を終了した。108399.23から110635.27まで上昇した。

軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。中国の景気対策の追加や米国が対中関税制裁の緩和観測などが引き続き支援材料となった。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、中国景気の先行き不安や米ハイテック株の下落などが指数の上値を抑えた。

【ロシア】MICEX指数 2293.62 -0.36%
24日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMOEX指数は前日比8.23ポイント安(-0.36%)の2293.62で取引を終了した。2317.92から2229.22まで下落した。

軟調な展開が続いた後は終盤前日の終値近辺まで回復した。通貨ルーブル高の進行が輸出大手の売り手掛かり。また、原油価格の下落も足かせとなった。一方、指数の下値は限定的。連日の下落で値ごろ感が強まり、一部の銘柄に買い戻しが広がった。

【インド】SENSEX指数 54052.61 -0.43%
24日のインドSENSEX指数は続落。前日比236.00ポイント安(-0.43%)の54052.61、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同89.55ポイント安(-0.55%)の16125.15で取引を終えた。

中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。利上げ観測が圧迫材料。インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、6月の準備銀理事会で追加の利上げを示唆した。インフレ率が目標を上回っていることが利上げ予定の理由だと説明。なお、準備銀は5月に40bp(ベーシスポイント)の利上げを実施したばかりだ。また、ウクライナ紛争の発生や世界的な新型コロナウイルス流行で貿易関連の雇用市場が大幅に悪化しているとの報告も嫌気された。

【中国本土】上海総合指数 3070.93 -2.41%
24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比75.93ポイント安(-2.41%)の3070.93ポイントと4日ぶりに反落した。

売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日まで3日続伸し、約1カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。新型コロナウイルス感染対策の長期化も改めて不安視。北京市や上海市など大都市圏で一日当たり新規感染者数は減少しつつあるものの、「ゼロコロナ」政策を堅持する中国政府は行動抑制を続行している。当局は経済対策を強化しているが、経済活動縮小による景気不安もくすぶる状況だ。政府が追加経済対策の方針を示す中、指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、買いの勢いは続かず、徐々に下げ幅を広げている。
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