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プラチナは下げ止まったか サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

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皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『プラチナは下げ止まったか』と述べています。

続けて、『最近の米経済指標も芳しくない。直近の新規失業保険申請(季節調整済み)は2週ぶりの悪化。4月米中古住宅販売件数は3カ月連続のマイナスで、20年6月以来の低水準。4月米景気先行指標総合指数は前月より低下した。米新築住宅販売件数は4カ月連続のマイナスとなり市場予想も下回った。5月米サービス業PMI速報値も市場予想を下回った』と伝えています。

また、『40年ぶりのインフレを受けて米連邦準備制度理事会(FRB)はタカ派姿勢を鮮明にしているが、急速な利上げからソフトランディング(軟着陸)は考えにくいとの見方から、米国は景気低迷もしくはリセッション(景気後退)に向かうとの予測が強まっている』とし、『そのため、産業用貴金属であるプラチナは上昇しにくい環境にあるようだ』と述べています。

さらに、『米国のリセッション懸念に加え、プラチナの主要消費国である中国ではコロナ封じ込めから主要都市でのロックダウン(都市封鎖)が行われ、自動車触媒需要が低下するとの見方からNY市場ではファンドが2週連続の売り越しとなった』と解説しています。

一方で、『6月からロックダウン解除との報道も出て3週目には買い越しに転じている。また、米長期金利の低下に加えてユーロ反発によるドル安で、ドル建てプラチナに割安感が生じたことも買い要因となった』と言及しています。

こうしたことから、陳さんは、『NYプラチナは現在、940ドル前後で推移しており、年初来高値の3月上旬と比べて2割程度安い。中国のコロナ問題が収束に向かい始めたことから下げ止まったといえよう。今後は、中国における水素ステーションの設置や燃料電池車(FCV)の普及を材料に水準を切り上げていくだろう』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月25日付「プラチナは下げ止まったか」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜



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