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概況からBRICsを知ろう インド株式市場は小反落、貿易赤字の拡大が足かせ

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【ブラジル】ボベスパ指数 111102.32 -1.15%
3日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1290.59ポイント安(-1.15%)の111102.32で取引を終了した。112391.83から110935.15まで下落した。
大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。米引き締め懸念の再燃や米国の金利高などを受け、外資の流出懸念が強まった。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。国内では、鉱工業生産のマイナス成長が継続していることを受け、足元での景気低迷懸念が強まった。4月の鉱工業生産は前年同月比でマイナス0.5%となり、前月のマイナス1.9%(改定値)から改善したものの、引き続きマイナス成長となった。

【ロシア】MICEX指数 2308.03 -1.37%
3日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比32.14ポイント安(-1.37%)の2308.03で取引を終了した。2348.03から2286.82まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏でもみ合った。米国に続き、欧州連合(EU)がロシアに対して経済制裁を追加したことが嫌気され、リスク回避の売りが継続。EUはこのほど、6つの対ロ制裁パーケージを新たに発表した。一方、原油価格の高止まりなどが指数を下支えした。

【インド】SENSEX指数 55769.23 -0.09%
3日のインドSENSEX指数は小反落。前日比48.88ポイント安(-0.09%)の55769.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同43.70ポイント安(-0.26%)の16584.30で取引を終えた。

プラス圏でもみ合った後は終盤マイナス圏に押された。貿易赤字の拡大が足かせ。5月の貿易赤字は233億米ドル(約3兆290億円)に上り、2021年11月以来の高水準を記録した。また、財政赤字の拡大観測に伴う財政支出の縮小観測も嫌気された。2022年度の財政赤字について、同年度のGDPの6.7%まで拡大すると予測されている。インフレ高進の対策資金が一段と拡大すると予測され、景気対策などに回す予算がカットされる可能性があると懸念されている。


【中国本土】休場



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