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三機工業 Research Memo(6):2023年3月期の営業利益は前期比4.2%増を見込む

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■三機工業<1961>の今後の見通し

2023年3月期については、現時点では受注高200,000百万円(前期比1.1%減)、売上高200,000百万円(同3.5%増)、営業利益9,500百万円(同4.2%増)、経常利益10,000百万円(同1.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,900百万円(同6.3%増)と予想している。売上総利益率は15.8%(同0.2pt上昇)を計画し、販管費は前期比4.2%増を見込んでいる。同社は「依然としてコロナ禍の影響や原材料費の上昇など不透明要因はあるが、投資環境は活発であり、手持ち工事を着実に売り上げることで目標を達成する」と述べた。

売上高の内訳としては、建築設備事業は160,000百万円(前期比2.9%増)と予想している。サブセグメント別では、ビル空調衛生は前期比5.1%減の59,000百万円、産業空調は同9.8%増の63,000百万円、電気は同8.3%増の27,000百万円、ファシリティシステムは同0.4%増の11,000百万円を見込んでいる。プラント設備事業の売上高は38,000百万円(同7.0%増)と予想している。セグメント別は、機械システムは同24.1%増の12,000百万円、環境システムは同0.6%増の26,000百万円を見込んでいる。

受注高は、主力の建築設備事業は165,000百万円(前期比2.8%増)と予想している。サブセグメント別では、ビル空調衛生は前期比7.5%増の63,000百万円、産業空調は同3.0%増の65,000百万円、電気は2022年3月期の大型案件の反動もあり同6.7%減の26,000百万円、ファシリティシステムは同0.6%増の11,000百万円を見込んでいる。プラント設備事業は33,000百万円(同16.5%減)と予想している。サブセグメント別では、機械システムは同45.8%増の13,000百万円を見込んでいるが、環境システムは過去2年間が高水準であったことから同34.7%減の20,000百万円を予想している。この結果、不動産事業等を含めた全体の受注高は、200,000百万円(同1.1%減)予想としている。

売上総利益は31,500百万円(前期比4.2%増)、売上総利益率15.8%と予想している。販管費は、人件費の増加などにより、22,000百万円(同4.2%増)となる見込みだ。その結果、営業利益は前期比4.2%増の9,500百万円を予想する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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